NOKの熊本事業場があるのは、自然豊かな熊本県阿蘇市。ここでは熊本事業場で働く社員の姿、声を通じて、その「働き方」にフォーカスしました。どのような環境や制度がある中で、社員はどのような「働き方」を実現できているのか。社員4名の入社動機や現在の仕事内容も含め、NOKらしい、そして自分らしい「働き方」の実際を語り合ってもらいました。

MEMBER

Yo.I

熊本事業場
品質管理部 検査課
1994年入社/商業科 卒

Yu.I

熊本事業場
品質管理部 検査課
2007年入社/商業科 卒

A.O

熊本事業場
生産技術部 システム開発課
2006年入社/
工学部 電気電子工学科 卒

Y.S

熊本事業場
生産技術部 生産技術課
2007年入社/
工学部 機械工学科 卒

QUESTION 01最初に、NOKに入社を
決めた理由

教えてください。

Yo.I

NOKは部活動が盛んで、高校時代、毎年夏に合宿でお世話になっていました。その際に社員の方々から優しく、気さくに接していただき、とてもいい印象を抱いていました。就職活動では、進路指導の先生から「NOKは働く環境が整備されており、社員もいい人が集まっている素晴らしい会社」と勧められて入社を決めました。

Yu.I

そうですね。私も先生や親から勧められました。地元では名のある大企業。安心して働くことができるのは魅力的でしたね。

A.O

私は就職活動で複数の企業と接触していたのですが、将来は海外で働きたいという夢がありました。その夢を実現できる会社と感じてNOKに決めました。またYoさんがお話されたように、社員の方々から話を聞く中で、皆さん人柄が良く、働きやすそうと感じたことも入社を決めた理由の一つですね。

Y.S

私は元々クルマが好きで、信頼しているクルマ屋さんから「NOKはいい会社だよ」と聞いたことをきっかけにNOKを調べ始めました。調べる中で、自動車の製造に不可欠な部品を扱っており、国内シェアが高いことを知りました。そのフィールドで、大学で学んだ知見を活かしたい、そう思ったのが入社を決めた理由です。加えて、みんなが言うように、採用選考で会う方々に人の良さを感じました。社員の方々が楽しそうに仕事をしていたことが強く印象に残っています。

Yu.I

私も同感です。社員の方々を観て、楽しそうな職場と感じました。その印象は、入社後も変わっていません。

QUESTION 02入社前と入社後、抱いていた
メージとの
ギャップ
はありまし
たか。

Yo.I

会社に入る前は、会社というのは上司部下との上下関係から成り立つものと思っていました。なので、入社のときはとても緊張していたと思います。しかし実際は、年配の方から若い人まで役職関係なくフランクに話ができる環境でした。そういう環境だったからこそ、周りの人と仲良くなれ、長く働き続けることができたと思っています。

Y.S

私も歴史ある会社なので組織も人も堅いイメージがありました。でも拍子抜けするほど、誰とでも話しやすく、活発な会話・交流がある。いい会社に入ったと率直に思いましたね(笑)

A.O

人という部分ではどう感じていますか。

Y.S

いい人ばかり(笑)。付け加えると、結構個性的な人も多いですね。クルマ好きやバイク好き、スポーツや楽器に夢中など、何かしらに熱中したことがある人が多いと感じます。

Yu.I

私は仕事の面で感じたものがあります。入社後、10年ほど製造現場で仕事をしてきましたが、社員の方々の製品への愛をとても感じています。どうすれば不適合品をなくせるか、減らせるか、作らないか。入社当初は、その熱意に圧倒されましたね。

A.O

私も入社時の仕事の話ですが、当時配属となったのが開発拠点である生産技術本部。設備やシステム導入の業務で、早い段階から国内外の生産拠点に出張させていただく機会を得ることができました。教育に力を入れていることは知っていましたが、入社後の早い時期から、若手の育成に力を注ぐ姿勢に感銘を受けました。

QUESTION 03現在の仕事内容
教えてください。

Y.S

製品を生産する設備の開発・導入を担当しています。まずはどんな設備を求められているかについて、関係者へのヒアリングから開始し、その要望は実現可能か、コストに見合うかなどを総合的に判断して、安全で操作性の良い設備を開発・導入することをミッションとしています。

A.O

私も生産技術部に所属していますが、担当はソフトウェア寄りです。作業の「効率化」や「見える化」を実現するシステムの導入を行っています。これまで画像検査、製造情報、稼働率・電力量の見える化、Webを用いた設備保全などに取り組んできました。

Yu.I

お二人は熊本事業場の主力製品である、「Oリング」生産にあたっての設備導入やシステム開発が業務の中心だと思いますが、私は「Oリング」を製造するにあたって、その材料であるゴムの検査・試験を担当しています。

Y.S

学生のみなさんのために「Oリング」を簡単に説明した方がいいかも(笑)

Yu.I

「Oリング」は断面がO型(円形)で、見た目もO型のゴムの輪(リング)のことで、多種多様なシール(密封)するための部品です。自動車や家庭用電化製品、半導体機器などあらゆる分野で使用されています。だからその材料の品質確保は極めて重要な要素。検査課でYoさんとともにゴム材料に厳正に向き合っています。

Yo.I

私は検査課の係長として、作業内容の確認から改善活動の推進、人員管理、設備投資の計画等、重要な役割を任せていただいています。一番大事にしているのは、部下がモチベーション高く、楽しく仕事に臨み、ステップアップできる環境を創ること。それが自分のミッションだと思っています。

QUESTION 04NOKという会社の風土、
働く環境

どのように
感じていますか。

Y.S

何と言っても、社員同士、仲がいい。だからコミュニケーションも活発ですよね。仕事のことだけでなく、プライベートも含めて。多分、九州という土地柄もあると思いますが、アットホーム。働きやすい環境と感じています。

A.O

そう、社外の友人との話と比較すると、働きやすい自由な会社なんだと改めて思いますね。和気あいあいとした雰囲気だから、何でも周囲に聞きやすい。

Yu.I

私は製造現場が長く、間接部門である検査課に来てまだ2年。ジョブチェンジした後の2年間を振り返ると、チャレンジさせてくれる、成長させてくれる環境であることを実感しています。

Yo.I

YuさんはPCの使い方から始まりましたものね。

Yu.I

ええ。わからないことは親身になって教えていただき、Yoさんからはたくさんの業務も任せてもらいました。最近は他部署からの依頼を私が請け負うなど、責任ある仕事も任せていただいています。困ったときや悩んだときは、必ず誰かが力を貸してくれる、そんな職場だと思いますね。

Yo.I

私もYuさんと同じく2年前に転機がありました。それは上司の勧めで一般職から総合職に職制転換したことです。自分に務まるか不安でしたが、それまで自身が身に付けてきたスキルを活かして、さらにステップアップしたいと考えチャレンジしました。Yuさんが言ったように、チャレンジする機会を与えてくれるのも当社の社風だと感じますね。

QUESTION 05実現できている「働き方」について
教えてください。

Yu.I

Yoさんも私も、産休・育休を経て職場復帰しています。私は3人の子どもがいますが、土日・長期連休と子どもが休みのときに、一緒に休めるという働き方ができるのは幸せだなと思いますね。会社の取組みで、有給休暇も最低月一回は取るようになっています。

Yo.I

私も2人の子どもを育ててきましたが、私の時代は女性の産休・育休は会社の制度として当たり前に取得できていましたが、男性が育児に参加する事への理解が薄かった時代でした。しかし、今は会社や周囲の理解もあり、働くパパ・ママを応援してくれる雰囲気がありますよね。

A.O

そうそう。私の子どもが生まれた当時は男性の育児休暇取得はまだ根付いていませんでした。今年Yさんが育児休暇を取得しましたね。

Y.S

ええ。子どもが生まれたとき、人事から育休取得の意向確認メールが届いたんです。自分の部署で育児休暇を取った男性はいませんでしたが、休んで育児に携わりたいという気持ちもあり、後輩からの「Yさんが実績を作ってください(笑)」という声もあって育児休暇を取得しました。男性100%の職場なので、課長としても育休手続きが初めてだった様子でした。周りの同僚のサポートのおかげで、当初2週間の予定でしたが、結局2ヶ月取得しました。

Yu.I

育児休暇をとって、やっぱり良かったですか。

Y.S

もちろんです。子どもの成長はとっても早く、その成長をそばで見ることができたこと、妻と一緒に育児をできたことは、何事にも代えがたい貴重な時間だと感じています。

Yo.I

男性の育児休暇取得の流れができ始めてる。今後、どんどん広がっていきそうですね。

A.O

先ほど、Yoさんから有給休暇が充実している話が出ましたが、私は息子の誕生日に有休を取得しました。やっていることをやっていれば自由、そんな働き方ができる職場ですね。育休は取りませんでしたが、フレックス制度を活用して育児に力を入れました。

Yu.I

どのような時間帯でフレックス制度を使ったのですか。

A.O

自由に労働時間を設定できるので、6:00~15:00で勤務していました。もちろん上司に相談しましたが、文字通りフレキシブルな働き方ができるのも当社の特徴と思いますね。

Yu.I

フレックス制度に加え在宅勤務制度があることも、働き方に影響しています。コロナ禍で子どもを保育園に預けられなくなったとき、上司から「フレックス勤務や在宅勤務にしたらどう?」と声をかけていただき、その心遣いには本当に感謝しかありませんでした。多様な働き方を認めてくれる会社であることを、改めて認識しました。

QUESTION 06同僚や先輩、上司との関係性を
表すようなエピソード
はありますか。

Y.S

フレンドリーな会社だから、社員間の関係性はとてもいいと感じますね。お昼の休憩時間も会社の体育館でバトミントンを楽しんだり、私は社内サークルのテニス部に所属しているのですが、休日にテニスをしたりと、社員間の交流は活発ですね。

Yo.I

私は以前バレーボール部に所属していました。練習後の先輩とのお風呂での会話や食事、買い物など、とても楽しかった思い出があります。また先輩との繋がりで、他部署の人ともネットワークができるなど、人と人との接点を大切にしている会社・職場だと思いますね。

A.O

以前は同僚や先輩、上司とよく飲みに行きました。最近の若い人はそういった付き合いを嫌がる人も多いけど、決して無駄ではないと思っています。最近は在宅勤務も増えましたので、在宅でのWeb飲み会を楽しんでいます。

Yu.I

私の場合、入社以来、同僚、先輩、上司に本当に助けられてきました。仕事の指導面だけでなく、3回の産休・育休の際もみなさんからいただく「おめでとう」という言葉がとても嬉しかった。私のことや子どものことを常に気遣ってくれます。周囲のみなさんに本当に助けられて今ここにいられることに、感謝したいと思います。

Yo.I

ここまでいろいろ話してきましたが、改めて言葉にすると、NOKも熊本事業場も、中々いい会社だな~って感じますね(笑)

Y.S

「人間尊重」を掲げている会社ですからね。

A.O

ええ。これからも、働く環境はより整備され、制度面も時代に応じて充実していくと思います。その中で、伸び伸びと自分らしい働き方をしていきたいですね。