営業編

case 04

営業編

motive

入社動機

大学時代はサッカーサークルに所属し、「縁の下の力持ち」としてチームを支えていました。この経験から世間的に有名でなくても、世の中を支える企業で働くことを志望し、NOKを見つけました。人を大事にする企業文化が醸成されていること、福利厚生が充実していることに魅力を感じ、入社を決めました。

2009年(入社1年目)~

東海事業場

「リーマンショック」直後、需要回復期の人手不足の中、
製造実習からキャリアがスタート。

私が入社したのは、「リーマンショック」が勃発し、世界的な金融危機が危ぶまれた翌年でした。国内外の経済も先行きは不透明な状況でありながらも、当社は需要回復期を迎え、生産現場は人手不足の状況に陥っていました。そうした特殊な環境の中、新入社員は全員、現場を学ぶため製造実習生として各事業場に派遣されました。私が赴任したのは東海事業場。ハイブリッド自動車向けの部品を製造する生産ラインに就きました。普段生活の中で目にする当たり前に存在する製品も、生産の現場では改善の積み重ねや様々な課題の解決を通して製品が作られていくことを、肌身で知ることができました。1年間の製造実習を通して、ものづくりの厳しさ、大変さを実感し、自分がものづくりに携わる人間の一人であることを改めて自覚しました。また、現場の人たちがとても親切で、当社の人の温かさを感じました。この時期、将来のキャリアを見据えて、語学の勉強も開始しました。

2010年(入社2年目)~

大阪第一支店 営業一課

自動車メーカーのお客様を担当し製品拡販、
シェア確保に取り組む。
チャレンジ精神と人との繋がりの大切さを学ぶ。

入社2年目から営業担当者としての業務が始まりました。私は主に自動車メーカーを担当し、各種オイルシールをはじめとした製品拡販、シェア確保に取り組みました。重要なことのは、適切な対応を可能にするために、お客様の生産動向や調達方針、生産における課題等の、お客様の情報を入手すること。これを達成するためにはお客様と良好な関係性を築くことが不可欠です。私はお客様と直接対面でお会いすることを心掛け、お客様が目的を聞くことなく「会いましょう、お話ししましょう」と言っていただける関係づくりを目指し、フットワーク軽く訪問を重ねました。また、当時の上司に「会話の一言目に『いや…』と言う人は成長しない、苦手なことにもまず取り組むこと」と教わり、まずはトライしてみるチャレンジ精神を身に付けることができたと思います。また、上司からの「社内外の人との繋がりを大事にすること」という言葉は、今に至る私の座右の銘の一つになっています。

2017年(入社9年目)~

ベトナムNOK 営業部

入社時から希望していた海外勤務。
ベトナムにて新規顧客開拓に挑む。

入社時から希望していた海外勤務が叶い、生産拠点のあるベトナムに赴任しました。当時、ベトナムで生産されている「Oリング」「オイルシール」の約8割は日本に輸出され、ベトナム国内での販売は残り2割のみ。そうした状況の中で、ベトナム国内顧客の新規開拓を通じて、ベトナム国内販売を伸ばし事業拡大を目指すといったミッションを達成するため、私は新設された営業部のマネージャーを任されたのです。マネジメント、現地ローカルスタッフの育成、新たな事務所の立ち上げと、初めて尽くしでプレッシャーは少なくありませんでした。前例がない中で、いかに売上向上を図っていくか。まさに、チャレンジングな取り組みでしたが、ローカルスタッフと連携・協働し、チーム一丸となって取り組んだ結果、ベトナムの新興自動車メーカー、一般産機メーカーなど新規開拓の成果も生まれ、次に繋げることができました。異文化での生活ということもあり、私にとってとても「濃厚な時間」となりました。

2022年(入社14年目)~

ベトナムNOK~宇都宮支店 営業1課

ベトナム・ロックダウンを乗り切ったNOKの底力。
不安定な世界情勢を背景に
顧客とともに供給課題解決に取り組む。

ベトナム赴任時にコロナ禍となり、ベトナム政府が施行したロックダウン措置によって、食事、寝泊まりが可能な工場以外は生産停止を余儀なくされました。そうした中でも「顧客の生産ラインを絶対止めない」という強い意志の下、国内外で強力に連携、NOKグループ内が一致団結して乗り切ったことを目の当たりにして、NOKの底力を再認識しました。またベトナム駐在中に様々なお客様から「NOKブランドへの信頼」を感じ、改めて業界内における評価の高さを知ることができました。帰国後、現在の宇都宮支店に配属となり、大手自動車メーカーの購買部門に対する営業を担当しています。顧客ニーズと当社のリソースを踏まえた上で、新規製品の価格決めや供給課題の協議、国内外の最適地生産及び最適価格の提案、各国の営業活動支援などを行っています。昨今は、不安定な世界情勢を背景に、いかにして供給を繋いでいくかが大きなテーマです。お客様と目線を同じくして、共に戦う仲間という意識で仕事に取り組んでいます。

challenge

これから挑戦したいことは?

これまでの国内外の経験を通して、NOKの魅力を下の世代に伝え、若い人たちが積極的に自信を持って仕事ができる環境をつくっていきたいです。個人的には、異なった価値観、文化、国籍を持った人たちと刺激的な経験ができる海外勤務をもう一度経験したいと思っています。海外勤務では多くの場合、国内以上に裁量が大きくなり、現地拠点の経営を含むマネジメント業務に携わることになります。人としてもビジネスパーソンとしても、一回り大きくなりたい。そしてそれを実現できるのがNOKという会社だと思っています。

message

学生へのメッセージ

NOKの営業の魅力は、仕事を通して様々な業務を経験できることであり、社内外の多くの人との出会いがあることです。そうした環境が確実に成長を促します。また社内外の人たちと良好な関係を築きながら、様々な課題に向き合いそれを解決したときの達成感は大きく、そこに確かなやりがいがあります。今、世の中はいろいろな側面で大きく変わり始めており、従来のやり方では通用しなくなっていることが少なくありません。NOK自体も次世代に向けて様々なチャレンジを開始しています。失敗を怖れずに、新たなことに果敢にチャレンジしたい人と一緒に働ける日が来ることを楽しみにしています。